デンマーク研修中は旧SASロイヤルホテル（ラディソンコレクションロイヤルホテル）に滞在しました。
1960年に完成したこのホテルは、コペンハーゲンで最初の高層ビル。
アルネ・ヤコブセン が建築だけでなく、家具を含む内装までデザインした
世界初、いわばデザイナーズホテルの先駆けです。
NYの高層ビル群からインスピレーションを受けたという直線的な外観。
当時のコペンハーゲンの人たちはそれは驚いたことでしょうね。
利便性を重視したこのホテルは、空港としての機能を持ち、
ホテルからSASのチェックインができたそうです。
ゲストはそこで荷物を預け、バスに乗って空港へ向かったのですね。
それも飛行機まで直結だったとか。すごい。
1年をかけてリニューアルを行い、新しくなりました！
エントランスロビーは大理石を用いたエレガントな内装。
壁の大理石は当時のオリジナルです。
その壁をもとにテーブルトップなどのの大理石もセレクトしたそうです。
モニターの壁紙も！
名作が並ぶロビー。
直線的な外観に対し、内装は曲線を意図的に用いています。
リニューアルに際し、フリッツ・ハンセン社や孫のトビアスと
何度も話し合いを重ねたそうです。
素材や色使いをはじめ、象徴的な螺旋階段に合うような造作など
全てにおいて意識したのが
『ヤコブセンだったらどうするか？』
なんとこの ポットチェア はオリジナル。
すでに手放していたものをオークションで購入。
レザーを張り替えて戻って来ました。
エントランスを挟んだ左側にはレストランがあり、
毎朝おいしい朝食をいただきました。
私の滞在した部屋。
赤い スワンチェア がレイアウトされていました。
完璧主義者のアルネ・ヤコブセン。
全てをデザインすることにこだわり、カトラリーや灰皿、ドアノブ・・・リムジンバスまでも手がけました。
そして、ここで誕生した名作の数々は、
プロダクトとして生産され、今も愛され続けています。
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今年60周年を迎えたエッグチェア、スワンチェア、ドロップ。
記念モデルが販売されています。
NEWS 60周年アニバーサリーモデル
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夜も暮れて参りました。
本日はここまで。
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