前回に引き続き東京"駐在ブラジル大使館"にて明日7月11日(木)まで開催中のブラジリアン ファニチャーのご案内をいたします。
デザイナーGiusppe Scapinelliジョゼッぺ・スカピネリ(1891~1982年)
彫刻の才能にも恵まれていた彼の言葉「モダンであることを憶えているクラシック、あるいはクラシックを忘れないモダンである」・・・と、なんて素敵な言葉でしょう。
ブラジル産のカヴィウナという木材を多用した柔らかな形状と曲線を持つ作品が多いのが特徴。今回の展示品であるジャカランダを使用したものは本当に稀だそうです。
<Center Table>
デザイナーJean Gillon ジャン・ジロン(1919~2007年)
ジャン・ジロンはルーマニアのヤシ出身。
ブラジルを定住先として選んだ理由は?と聞くと「未来の国を選び、そこで芸術家が心地よさを感じるために必要なすべてのものをを見つけた」
・・・と答えたそうです。私もブラジルへ行ってみたくなりました。
<Jangada Armchair>
デザイナーSergio Rodriguesセルシオ・ロドリゲス(1927~2014年)
1955年にリオデジャネイロに家具メーカ「OCA」を設立。このブランドは自身の革命的デザインのショーウインドウになっただけではなく、ブラジリアン・ライフスタイルのイメージを形成しました。
「モーリ・ソファをデザインしたとき、その上に座ってくつろぐ人のイラストを描いていて、すぐにこれがヒットすると確信したんだ。だって、その人が幸せそうだったから」・・・と彼は言ったらしく。
いつも家具をデザインする際には必ず自身でスケッチを描くそうです。
<Mole Sofa>
<Mole Sofaを描いたスケッチ>
デザイナーJose Zanine Caldasジョゼ・ザニーネ・カルダス(1919~2001年)
1940年代末、セバスチャン・ポンテスらのパートナーとともにサンパウロにプライウッドを用いた家具のパイオニア企業となる「モーヴェイス・アルティスティコ・ゼー」を設立。
<Joao Coffee Table & Armchair>
<Shelves>
<Stool>
デザイナーOscar Niemeyerオスカー・ニーマイヤー(1907~2012年)
言わずと知れた世界の建築家オスカー・ニーマイヤー。
曲線を用いたダイナミックな作品の数々をこの世に生み出しました。
1950年代の国家の一大プロジェクトであるブラジリアの主要建築物を設計。ユネスコ世界遺産に登録されました。(1987年)
<Alta Armchir>
ブラジリアンファニチャーの歴史を覗かれていかがでしたか。
無骨な感じですがシンプルでクラシックな感じが私はとても素敵だと感じました。
まだその他デザイナー、カルロ・ハウネル(1927~1997年)&マルチン・エイズレル(1913~1977年)、パウロ・メンデス・ダ・ロシャ(1928~年)、など大変珍しい作品に出会えます。明日7月11日までですが、お近くの方は是非行ってみてください。
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