今回はレザーの種類のお話です。
レザーは天然素材です。カラーだけではなく質感はもちろんですが、経年変化もそれぞれ違っているので、それらを楽しんで選んでいただけたらと思っております。
是非ご参考にしてみてください。
フリッツ・ハンセン社のレザーの種類は、エッセンシャルレザー、オーラレザー、グレースレザー、ナチュラルレザー、オプティカルホワイトレザー、ラスティックレザー、エンブレイスレザー、ホワイトレザーの8種類です。
<エッセンシャルレザー>
ヨーロピアンローハイド。クローム※なめしのレザー。※バフ仕上げの表面は少しざらざらした質感で、保護コーティング が施されています。シボ加工を施しており、丈夫です。比較的早くツヤが出てきます。カラー:ブラック 厚さ:約1.0 ~1.2mm
※なめし:毛や汚れを落とし、柔らかくする技術が「なめし」です
※バフ仕上げ:機械研摩の一方法。研摩粉を脂肪酸、硬化油、鉱油などで固めた油脂研摩材を、回転する布製の円板に塗り付けながら、品物をそれに押し付けて研摩するもので、目的は光沢仕上げを与えること。
<オーラレザー>
ヨーロピアンローハイド。クロームなめしのレザー。保護コーティングが施されており、耐久性に優れた※フルグレイン レザーです。比較的早くツヤが出てきます。カラー:ブラック、ブラックブラウン、コニャック、ウォルナット、ブライトレッド 厚さ:約1.4 ~1.6mm
※フルグレイン レザー:自然なまま傷などを隠さずヤスリをかけたり磨いたりスムース加工しないで作った革。
それにより強度(耐久性)と自然の美しさを併せ持つ、最も上質で価値の高い革。
<グレースレザー>
最高級ヨーロピアンローハイド。ベジタブル※タンニンなめしのレザー。ナチュラルマーク(皮が本来持つシワなどの模様)が見られる、染色されたフルグレインの※アニリンレザーです。使っていくうちに色が明るくなります。カラー:ブラック、ダークブラウン、インディアンレッド、ウォルナット 厚さ:約1.4~1.6mm
※タンニン:タンニンとは植物にある水溶性の化合物です
※アニリンレザー:色のついた染料を革に染み込ませて色を付ける仕上げ方法
<ナチュラルレザー>
最高級ヨーロピアンローハイド。クロムを一切含まない植物タンニンを用いた、ベジタブルタンニンなめしのレザー。染色や保護コーティングはされていません。使っていくうちに色が濃くなります。ナチュラルマークと呼ばれる革本来が持つシワ等が見られます。厚さ:約1.4~1.6mm
<オプティカルホワイトレザー>
ヨーロピアンローハイド。※クロームなめしのレザー。保護コーティングと軽い仕上げが施されたフルグレインレザーです。他のレザーよりもデリケートな取り扱いをお願いします。厚さ:約1.4-1.6mm
※クロームなめし:クロムは塩基性硫酸クロムと呼ばれる化学薬品です。
<ラスティックレザー>
最高級ヨーロピアンローハイド。クロムフリー。水性アニリン染め。極上のチョイスの1つです。経年とともに光、環境、使用状況により異なる魅力的な変化が現れます。厚み:1.2~1.4mm、表面:ナチュラルマークと呼ばれる革本来のシワ等が革に個性を加えています。
<エンブレイスレザー>
:最高級ヨーロピアンローハイド。クロームなめしのレザー。とても柔らかいフルグレインのアニリンレザーです。ナチュラルマークと呼ばれる革本来が持つシワ等が見られます。カラー:チョコレート、コンクリートグレー 厚さ:約1.0-1.2mm
<ホワイトレザー>
ヨーロピアンローハイド。クロームなめしのレザー。保護コーティングが施されたセミアニリンのフルグレインレザーです。他のレザーよりもデリケートな取り扱いをお願いします。厚さ:約1.4~1.6mm
レザーには遣い込むほど味が出る物と、変色・変化が控えめで、メンテナンスを頻繁に行う必要が少ない物、お好みだけではなく用途で選ぶのもポイントの一つです。
自分で革製品を育てていく喜びがあります。
次回はメンテナンスのお話など含めてレザー自体の話などもいいですね。
お楽しみに!
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