こんにちは!
もうすっかり暖かく、過ごしやすい日が続きますね。
それと同時に花粉も。当店スタッフも一斉に症状がでてきました・・・
私はマスクが手放せず、未だに毎年苦戦しています。
良い花粉対策があれば、ぜひ教えてください**
ところで、春は皆さんお好きですか?
私は春の緑がやっぱり好きで、花粉に悩まされること以外は春好きでしたが、
3年忘れていました。
別れの季節で、新しい出会いの季節だということを。
自分がいざその時になってみないと、ピンとこないものですよね・・・
私にも、久しぶりに出会いと別れを実感する春が訪れました。
あっという間に大学の4年間が過ぎ、次のステージへの準備や学生生活最後に足掻いています。
今以上に自由な長い休みはないと、友人と会ったり旅行したり必死です。
最近は楽しかった記憶を忘れないように、振り替えられるように
よく写真や動画を撮るのですが、自由でアホやなぁ~と思えるような記録が大切な宝物になると思います。
"忘れない"といえば、ゼミの卒業旅行でヨーロッパに行った時に感銘を受けたことがありました**
今日はそのことについて少しお話ししようと思います!
ドイツ・ミュンヘンは、ナチス発祥の街として知られていますが、
ナチスの党本部があった褐色館(Braunes Haus)の跡地に、
ナチスの記録センター"NS文書センターミュンヘン(NS-Dokumentationszentrum Muenchen)"があります。
ナチス関連の建物が、いろいろあったまさに「ナチスの活動の場所」のど真ん中に位置しています。
展示はWWⅠ後、小党が乱立してナチスへと向かった時代から、人種差別と独裁政治による恐怖の時代。戦後、再建の時代から現在に至るまでを時系列に沿って4階から下りていきます。
3.4階は窓も少なく無風で、内容的にもとても空気が重く感じられ、展示の工夫なのかなぁと思いました。
ナチスの記録は異様な状況や、目を伏せたくなるようなものまで、
本当にリアルな沢山の資料があり、全部を見るには1日必要なくらいでした。
写真は、ヒトラーがいろいろなポーズを練習しているものです。
スピーチの仕方や、他人への伝わり方など、他者からの視線を追求していたことがよくわかります。
実は彼は、準備を怠らない少し気の小さい人のようにも思えてきます。
ユダヤ人を追放するポスターや、
ユダヤ人のお店や病院へは行かないよう促す張り紙が張られている様子。
ユダヤ人の弁護士のミヒャエル・ジーゲルさんは、
不法に逮捕された人々の釈放を求めた結果、自らが逮捕されて暴行を受け、「私は二度と警察署に文句を言いません」との看板を首からさげられて、街をはだしで歩かされました。
市庁舎に、今はなきナチスの旗が掲げられている様子と、
現在の市庁舎。11時になるとちょっとしたお楽しみがあります♪
展示は、これからもナチスいう"過去を忘れない"という強い意志を感じる文で締めくくられていました。
この記録センターを見学して、ドイツという国が
ナチスの過去とどう向き合ってきているのかが強く伝わってきました。
そして、現在と未来について、ネオナチとの関わり方についても、
良い社会を目指して正面から向き合っていることが感じられました。
隠したい・忘れたい過ちこそ認めて、より良い未来につなげる。
当たり前に思える反面、難しいことでもありますが、
ドイツは行政も巻き込んで、皆で過去と戦っているのだなぁと、感動しました。
滞在期間中のミュンヘンは、バイエルンVSシャルケの熱戦で
街は赤と青に染まり、大盛り上がりでした♪
Anri
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