今回もデンマーク留学中の「廣野 末紀さん」からお便りが届きましたのでご紹介させていただきます。
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To house of tobiasjacobsen
お久しぶりでございます。
12月にVestjylland højskole(ベストユラン ホイスコーレ)での生活を終え、1月からRødding højskole(ロディング ホイスコーレ)という新しい学校に移りました。
以前の学校と異なり、一般のインターナショナルの生徒は私だけで、デンマーク語漬けの日々です。
ここではデンマークデザインを主に学びます。
新しい環境で初めは戸惑いましたが、徐々にここでの生活にも慣れてきました。
デンマークでは寒さのピークは過ぎたものの、まだまだ暗く、寒い日が続きます。
デンマーク人の話によれば、4、5月ごろになれば温かくなるのだとか。
たまにある晴れた日には条件反射のように「外に出なければ!」という気分になり、
身体全体が太陽の光を欲しているのだなぁと感じます。
太陽の光のありがたさは、ここに来ないと実感できなかったことの一つです。
今年の年末年始はコペンハーゲンの友だちの家で過ごしました。
デンマークでは、クリスマスは家に帰って、家族みんなでゆっくり過ごす一方で、
年末年始は仲のいい友達や恋人同士集まって、お酒を飲みながらワイワイ過ごすのが一般的だそうです。
ちょうど日本と反対になります。
私は年末年始を海外で過ごすのは初めてだったので、どんなものかとワクワクしていたのですが...
結論から言うと、コペンハーゲンの年末年始は「戦場」でした。
日本のお正月の素晴らしさを改めて実感しました。
年始が近づいて来ると、スパーなどで花火がカゴに山積みにして売られ始めます。
そして29日あたりから街の至る所で人々が花火を打ち上げまくります。
公園や川沿いはもちろん、すぐ横を車が通る歩道でもお構いなしに打ち上げます。
花火によって生じる事故や怪我人の対応に追われて、パトカーや救急車のサイレン音がそこら中から聞こえてきます。
年始の次の日のニュースでは花火で出た被害について報道されるのが恒例となっています
またデンマークの年末年始の伝統として、大晦日の18時からマルグレーテ女王の一年を締めくくるスピーチがテレビやラジオで放送されます。政治的な内容はなく、この一年を振り返りつつ、国民の幸福と平和を願う内容のスピーチに皆耳を傾けます。
長くなりましたが、今回はこの辺りで。
次回はデンマーク人のお宅を訪問したときのことを書こうと思います。
From.Hirono
2018年2月8日
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廣野さん デンマーク便りありがとうございました。
今回はデンマークでの年越しのお話でしたが、日本のお正月とは真逆な感じがとても伝わり
大変楽しく読まさせていただきました。なんだか忙しく、賑やかなお正月だったのですね。
また日本に帰って来られた際には、ごゆっくりなさってください。
またのお便りお待ちしています。
From.reiko