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フォルケでの授業

reiko ()

今回のデンマーク便りは、当店のお客様でデンマーク留学中の廣野 末妃さんからお便りをいただきましたのでご紹介させていただきます。

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To house of tobiasJacobsen

こんにちは。私は今デンマークにある北欧独自の教育機関であるfolkehøjskole(フォルケホイスコーレ)に留学しています。デンマークはもうすっかり冬の気候になり、晴れの日はめっきり減りました。朝9時ごろからだんだん明るくなり、5時ごろには外は真っ暗になり、日照時間が刻々と減っています。太陽の光が恋しいです。

これから、デンマークでの生活について少しずつ発信していきたいと思ってます。

今回は私の留学しているフォルケホイスコーレについて紹介したいと思います。

フォルケホイスコーレ(以後フォルケ)は全寮制の成人教育機関で、学校によって様々なコースがあります。

私が今いる学校Vestjylland højskole(ベストユラン)には、セラミック、音楽、コーラス、演劇、ダンス、絵画、アウトドア、クッキング、パーマカルチャー、ガーデニング などなど教科は多岐にわたります。そこから各々が取りたい教科を組み合わせ時間割を決めます。大学の履修登録に近いですねちなみに私はセラミック、絵画、ガーデニング、パーマカルチャーを取っています。

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学校の建物。庭には芝生があり、晴れた日はここでみんなサッカーをしたり、日向ぼっこしたりしてます。

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学校内にあるラウンドハウス。休日はここでヨガをしたり、音楽のクラスの生徒たちがライブをしたりします。

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学校内にはガーデンや果樹園もあり、ここで採れたリンゴでジュースを作ったり、ガーデニングの授業もここで行われます。

フォルケでの授業は、机に座って先生の話をきいて知識を積むという受け身のものではなく、ひたすら実践実践実践。その中でわかったこと、新しいアイディアなどをみんなで共有して、みんなで一緒に創り上げていく、という主体的な形をとっています。各人が自分のやりたいこと、興味のあることに積極的に取り組んで、それに先生がアドバイスをしたり、アイディアを提供したり。そんな感じで授業は進んでいきます。
今まで日本で受けてきた教育スタイルとは大きく異なり、"学ぶ"とは、"教育"とは何なのか、改めて考えさせられました。

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学校の至る所に生徒たちが作った作品が飾られています。またダンスや音楽のクラスで製作したものをみんなの前で披露したり、毎週木曜日はクッキングのクラスの生徒たちが考え、作ったディナーを食べます。この間は日本食をみんなで作り食べました。

またフォルケ同士の交流も盛んで、昨日は他のフォルケからきた、音楽コースの生徒たちが自分たちが作った曲をライブで披露してくれました

フォルケとは個人が、あるいはみんなで創り上げたものを実際に展示したり、披露できる場。
作るだけで終わるのではなく、それを他の人に実際に見てもらえる、食べてもらえる場。そしてそれに対する感想や反応を直に受け取れる場 
学ぶ→実践→反省→改善 この流れが実際に体験できる場であると、私は感じています。

これからはデンマークの食事や気候、家具、町、私自身が感じたこと、などなど。紹介していけたらなと思っています。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

ではでは、今回はこの辺りで

From. Hirono

2017年11月23日

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「廣野さん デンマーク便りありがとうございました。とても楽しく読まさせていただき、私も"フォルケホイスコーレ"に行き学びたくなりました。とても自然豊かで自由な感じ、一人一人の個性を大切にし学べる環境 とても羨ましいです。また色々なデンマークのお便り楽しみにしております。次回もよろしくお願いいたします。」

From.Reiko



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