飛騨高山にある 『FINN JUHL ART MUSEUM CLUB』に見学に行ってきました。
フィン・ユール(1912~1989)世界的に熱狂的なファンを持つデンマークデザイナーでその独特な椅子のフォルムにより 椅子の彫刻家と評されており 建築家でもあった自信が設計されたデンマーク自邸を1942年建築当時の姿を忠実に再現された建物です。
<正面玄関>
その日の天気は良く 青い空と白い家がとても可愛いい素敵な景色でした。
<裏からの外観>
裏庭からの景色もまた可愛い姿と色 黄色、赤色、青色が白い建物に差し色となりとても効いていました。これもフィン・ユールのイメージで、赤色が大地の色、黄色が太陽の色、青色は空の色をテーマに配色されたそうです。
<リビング>
リビングには、もちろん名作家具が置かれていました。当店系列会社DANSK MOBEL GALLERY(ダンスク ムーベル ギャラリー)では展示しご紹介させていただいた事もあるチーフティンチェアなどももありました。
日本人の多くは南向きの家を好むのですが、フィン・ユールは西陽の明かりを大切に好んでいたらしく リビング全体を夕陽の温かい色に染めるための工夫の一つとして 軒先のテントの色をあえて黄色のテントを選んだそうです。黄色のテントが光の乱反射しにより、より一層部屋全体を温かい黄色に染まめたかったそうです。夕方の時間も楽しんでおられたフィン・ユールだったのでしょうね。
そんな建築家の拘りも色々な所で伺えました。その一つとしても印象に残ったのが、ドア枠です。
<ドア枠は額縁>
ドアの枠組みから見える向こうがまるでピクチャーのように映るようにと 壁の厚みが感じないように柱を斜めにカットしているのです。つまり枠が額縁発想なんです。
<斜めカットの柱>
それとか、部屋の用途に使い分けたフローリングとか...例えばお手伝いさんのスリッパのペタペタ音が少なくなるためのフローリングだったりとか
<お手伝いさんの部屋>
お手伝いさんのお部屋なんですが、この小さな真四角の窓もデスクも素敵でした。こんな部屋で仕事したいです(笑)
そんな素敵な飛騨高山フィン・ユール邸でしたが とにかくどこの部屋、トイレやバス、廊下にも全て自然光が入るとても気持ちの良い空間と周りから見える木々の緑にとても癒され刺激的な1日でした。
(株)キタニのフィン・ユールミュージアムの館長さんに丁寧にご説明していただいき本当に勉強になりました。誠にありがとうございました。
またみなさんも是非飛騨高山に行かれた際に行ってみてくださいね。
reiko
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