今回のお話は、ブログ『デンマーク旅行のお話Prt.22』でもご案内いたしました『ベリュービューシアター』館内の、とある一部を切り取ったお話しで、アルネ・ヤコブセンのプライドを感じたエピソード話です。
『ベルビューシアター』
建築家やデザイナーは自分のスタイルを形に残すために 自身の拘りとビジネスとの間で勝負するとても情熱的な仕事です。なのでプライド高い方々が多いかと、アルネ・ヤコブセンもそんな一人だと思います。で、やっぱり!そっ!そうなの!という裏話が...
まるで絵のような階段を上るとシアターのフロアーへと行けるのですが、それまでにハンガーラックが固定されているクローゼットルームのフロアがあります。
こじんまりした空間ですが、天井角の丸みや間接照明などによって広さを感じれるような工夫がされていました。流石です!
ただこの衣類を掛けるハンガーに問題ありなんです!
当時はこのような固定のハンガーラックのない時代だったそうで、最先端を走っていたアルネでした。
金物屋に発注をかけて作らさせたアルネは自分だけのオリジナルだと誇らしげに思っていたのですが、シアターOPENしてから間もなく 他のデザインナーから真似をしたとクレームが届いたらしく アルネが金物屋にクレームが来た事を伝え問いただした所...金物屋が事情を説明し謝ったそうで
どうやら先に出来る建築物にそのデザインを提供してしまったようです。
それはそれは...もうお分かりですよね(笑)
アルネはかんかんになり怒りに怒り!プライドが傷つき・・ しかもベルビューシアターは出来上がってしまっており...
さて?その後どうしたのか?
アルネは何度も何度もお気に入りのベルビューシアターに足を運びました。
しかし!絶対!一度もクローゼットのあるフロアーにだけは上がらなかったそうです。(笑)
頑固物でプライドの高いアルネ・ヤコブセンを感じたエピソード話でした。なんだかアルネをまた好きになりました。(笑)
reiko
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