前回Part.8のエッグチェアのコーナーの続きです。
今回はセブンチェア、アントチェアなどなど形成合板を使用した名作チェアが作られる工程を簡単に伺えたコーナーのお話です。
まるで当店に来たかのようなディスプレ♡ 素のままのお姿に惚れ惚れいたしました。
当店のディスプレイ写真です。
素のままではない、木目やカラーバリエーションが一同に見れ とても選びやすくしております。
さて形成合板とは何やら?と初めてお聞きになられる方もおられますよね セブンチェアなどがこのように作られているんだ なるほど〜と感じていただければ幸いです。
背と座が一体となった9層の形成合板で出来た椅子 セブンチェア、アントチェアなどなどがありますが、形成合板で作られた椅子は大変強度になっております。
今現代では珍しい工程ではないのですが その当時としては大変難しく世界初とも言われており
こちらの写真は工場ではないので簡単に省略した説明用の圧縮プレス機のお写真です。
9層のベニヤを104度の金型で20トンの力で圧縮成型します。この強度を感じて見てもらおうと、この時ガイドをしていただいたフリッツ・ハンセンの方が裏向けた椅子の裏から"ガンガン"上から踏み潰していたのですが・・強さも伝わりましたが、なんだか椅子が・・かわいそう 写真を撮るのも忘れるくらいでした(笑)
ベニア9層合板の表面、後側に貼られる仕上げとなる木は、大根切りの様なスライスカットと言う技法で切られた木で最も美しい木目を選ばれ繋ぎ合せて貼られていきます。
流石にこの工程は 機械に頼る事は出来ません 目利き達人の出番です!
この様に ハンドクラフトとオートメーションで作られているセブンチェアなどの椅子達でしたが、スタッキング出来る『強さ』と『自然なしなり』があり『美しい木目と優しいフォルム』が仕上がる意味が分かったコーナーでした。世の中に形はよく似たモノがありますが、この手間をかけたフリッツ・ハンセン社の椅子が何故高級品なのか 他とは違う最高なモノであるかと言う事 私自身が納得する事が出来た 大変貴重な体験となりました。フリッツ・ハンセンが本物である事が分かる興味深い映像はこちらをクリック!
その他 ドロップチェアなどの構造が分かるコーナーもあったり 本当に貴重な体験となりました。
簡単にしか御説明出来ませんでしたが、"へえ〜こんな風に作られてるんだ〜"って少し興味を持っていただけたら 嬉しいです♡
この体験記を皆さまに、直接お店でお話が出来ればと思っております。是非聞きに来てくださいね お待ちしております。
ではでは次回Part.10では 私が一番気に入ったコーナー ビジュアルアートチームが素材、色、などを並べて企画考えるコーナーへご案内させていただきますね。
お楽しみに♡
店舗情報です。
reiko