デンマークのみならず、世界的な照明メーカーであるルイスポールセン社。そのルイスポールセン社の中心的なデザイナー、ポール･ヘニングセンが画期的な“3枚シェードのシステム”を発明してから今年で90年を迎えるます。そちらを記念し、ルイスポールセンから PH3½-2½ フロアランプ が銅素材を用いて限定生産されます。
照明器具には、２つのデザインが内包されています。一つは、照明器具自体のデザイン。もう一つは、照明から放たれる光のデザイン。この２つのデザインがバランス良く備わっていることが、良い照明器具の条件ではないか、と考えています。
ポール・ヘニングセンは、電気が発する光を“手なずける”ことに生涯の大部分を捧げました。電力が生む光を無駄なく最大限に活用する目的で、シェードの形には対数螺旋というカーブを採用し、電球の中心（発光部分）を、3つのシェードのカーブに共通の起点に置きました。そうすることで、電球の光はシェード内側すべての表面で効率良く反射され、光はそれが必要とされる方向に導かれ、同時に、3枚のシェードが眩しい光（グレア）をカットするという、シンプルで画期的なアイディアです。光の計算と照明実験を繰り返した結果、ヘニングセンは最も機能的なものとしてこのランプを完成させたのです。
PH3½-2½ カッパー フロアランプに用いられている銅は、時の経過とともに味わいを増してまいります。磨き剤で銅の表面を磨けば、最初の輝きを保つこともできます。また、特別に、トップシェードは銅素材のシェードとオパール色吹きガラスのシェードの2枚が付属。付け替えることにより2つの異なる光が楽しめます。銅製シェードを使えば主に下方を照らす落ち着いた照明となり、オパールガラスのトップシェードは部屋の空間を心地よい拡散光で満たします。
11月上旬より展示予定となっておりますので、また展示を開始いたしましたら、こちらのブログなどにてご紹介させていただきます。
「PH 3½-2½ カッパー フロア」 design： Poul Henningsen
限定販売期間：2017年1月31日まで．
価格：220,000円 （税抜）
DANSK MØBEL GALLERY（ダンスク ムーベル ギャラリー）
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