かつて中国では、宮廷に献上されていたクラシカル・チャイニーズ・ラグという敷物が存在いたしました。このクラシカル・チャイニーズ・ラグは、長い歴史の中で途絶えてしまいます。現在、DANSK MOBEL GALLERY(ダンスク ムーベル ギャラリー)では、その途絶えてしまったラグを現代によみがえらせた、“MUNI CARPETS”を展示販売しております。今回は、そのMUNI CARPETSをご紹介させていただきます。
<クラシカル・チャイニーズ・ラグ>
明朝末期から清朝初期( 16~18世紀)にかけ、中国では宮廷への献上品として製織されていたラグがありました。クラシカル・チャイニーズ・ラグと呼ばれるそれらのラグは、永きに渡る中国絨毯の歴史の中、一際気品に満ち、洗練されたラグとして存在していました。
しかし、20世紀に入り清王朝の滅亡により、クラシカル・チャイニーズ・ラグは歴史の中から消えてしまったのです。現在、クラシカル・チャイニーズ・ラグは大変貴重なものとして、NYメトロポリタン美術館をはじめ欧米の有名美術館においてコレクションされています。また、ココ・シャネルやジョルジオ・アルマーニ、建築家のフロンク・ロイド・ライトなど、多くのデザイナー・建築家もそのラグに魅了され、これらを収集・使用していました。
<MUNI CARPETS>
このクラシカル・チャイニーズ・ラグを復刻させたものが、MUNI CARPETSです。当時は途絶えていた手紡ぎの技術や植物染料を研究・指導するなど、それはまったくのゼロからのスタートでしたが、NYメトロポリタン美術館の協力なども得て、現代によみがえらせることに成功いたしました。
<素材・製法・産地>
素材と製法、産地もかつてのクラシカル・チャイニーズ・ラグを出来る限り忠実に再現しています。MUNI CARPETSにて使用するパイル糸は、最高品質のベビーウールとオータムウールのみ。肌触りが大変良く、ウールであるにも関わらず、毛羽立った印象はありません。このパイル糸を、手で紡いでいきます。手紡ぎの糸は、機械で紡いだ紡績糸に比べ、素材が受けるダメージが少なく、羊毛の繊維どうしが互いにしっかり絡みつくので、摩擦に強く丈夫で、弾力性に富んでいます。
糸を染める染料も、古来用いられてきた植物染料のみで染めています。安全で、より快適にお使い頂けるよう、媒染など全工程において科学物質を一切使わず制作しております。
産地も当時、宮廷工房のあった歴史ある地にて制作。中国西北部の甘粛省(かんしゅくしょう)に工房を構えています。輸出の際には沿岸部まで運ばなければなりませんが、永い歴史の中で培われてきた文化、伝統の技、自然環境のすべてが揃ってこそ初めてその品質は生れるのです。
<最高品質のクオリティ>
MUNI CARPETSはラグ・カーペットの中でも非常に高い品質を誇ります。使用されているウールの太さは約12~15ミクロンと、大変細いウールを使用しております。カシミヤと同等もしくはカシミヤよりも細いそのウールは、毛羽立ちを感じずサラッとお使いいただけます。
手織りのため耐久性も非常に高く、三世代=100年お使いいただける耐久性を持っております。また、お使いいただくごとに光沢が生まれ、毛先が柔らかく開いてくることにより使い心地も良くなってまいります。化学物質を一切使わず、全て天然染料を用いて着色をしているため、色の経年変化も非常に美しいのが特徴です。
<DANSK MOBEL GALLERYのご提案>
DANSK MOBEL GALLERY(ダンスク ムーベル ギャラリー)では、こちらのMUNI CARPETSを展示しております。お客様のお好みやインテリアに合わせ、最適なラグをご提案させていただいておりますので、是非とも、お気軽にお越しいただければ幸いでございます。
DANSK MØBEL GALLERY(ダンスク ムーベル ギャラリー)
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