響きあう時間 エッグチェア レザー経年美の魅力

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北欧家具には名作と呼ばれる家具が数多く存在します。それらは、いつまで経っても古びることのない、タイムレスで普遍的なデザインです。

1949年デザイン ハンス・J・ウェグナー 「ザ・チェア」
 
 
1955年デザイン アルネ・ヤコブセン 「セブンチェア」
 
 
1956年デザイン ポール・ケアホルム 「PK22」
 
 
1962年デザイン ボーエ・モーエンセン 「2213ソファ」
 

このように、デザインの寿命が大変長い名作は、ご購入いただいてから20年・30年経っても常にモダンであり続け、長くご愛用頂けます。また、長くご愛用頂く中で、例えば張替えの必要が出てくることもありますし、レザーなどですと経年の味わいが出てきますので、その古色や経年変化を愛でる方もいらっしゃいます。

当店では、20年以上経過したレザー張りのエッグチェアを展示しています。こちらのエッグチェアは経年変化をするタイプのレザーですので、表情に経年の味わいが出ています。

当店展示中のエッグチェア
 
 
全体的に経年の味わいが出ています。
 
 
背もたれ部分。左右に走るのは動物が持っていた皺や血管の跡。
これらはナチュラルマークと呼ばれ、デンマークでは好まれます。
 
 
座面のクッションも綺麗に経年変化しています。とても味わい深いです。
 
 

実はこちらのエッグチェア、元々の色は「黒」でした。その黒が少しずつ抜けてきまして、今のようなダークブランとなりました。製造当時の黒い色が、座面クッションの下に残っています。

このように、クッションの下には当時の色が残っています。
 
 
このように比較しますと、どれだけ変化をしたかが見て取れます。
 

靴やカバン、時計・銀食器などもそうですが、良いものをメンテナンスしながら使うのは愛着も湧きます。また、家具などは普段使う道具であるからこそ、その愛着や思い入れも一層大きなものになるような気がしています。

それを使う方の気配が感じられるような、そのような1脚は本当に素敵だなと感じております。

※レザーには色々なタイプがありますので、このように変化するタイプもあれば、変化しないタイプもあります(変化するタイプのレザーでも、当時とは作り方が変わっておりますため、こちらのエッグチェアと同じような変化は今はしないようです)。レザーにつきましては以下のブログも是非ご覧くださいませ。

素材の選び方 / – leather –



 
 


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