デンマークファニチャーブランドのフリッツ・ハンセン社を代表するデザイナー、ポール・ケアホルム。実は、その娘であるクリスティーヌ・ケアホルムもデザイナーとして活躍しています。DANSK MOBEL GALLERY(ダンスク ムーベル ギャラリー)では、クリスティーヌ・ケアホルムによるラグ「Pure Carpet」をお取り扱いしております。
今回のブログでは、そのPure Carpetやラグについてお話させていただきたいと思います。
日本におけるラグ
日本でも、ほとんどのご家庭が当然のようにダイニングテーブルを使い、ダイニングチェアに座ってお食事をされていることと思います。今はこのようなスタイルがすっかり定着しましたが、もともと私たち日本人は「畳」や「ちゃぶ台」の文化でした。ですので、ダイニングテーブルやダイニングチェアなどの生活様式は、実は西洋に比べてまだまだ日が浅いということになります。
そんな日本においても、テーブル、チェア、ソファ、カーテンなどは当然のように浸透しており、ほとんどの家庭にて使われております。それらの家具に比べまだ浸透しきっていないのが、ラグではないでしょうか。
ラグが与えてくれる豊かさ
実はラグには様々な効果がございます。まず一つ目に、「お部屋全体のグレード感がアップする」ということが挙げられます。ラグを敷くことにより空間が締まり、表情ある豊かなインテリアとなります。ラグを敷かないと、どうしても床が間延びしてしまい、若干物足りない印象になることもございます。
二つ目に、家具の良さが一層際立つ、ということです。ラグを敷くことで、その上に置いてある家具がより一層美しく見えてまいります。「ラグは靴と同じ」、と言われたりもします。「足元を見られる」という言葉もありますが、ラグによってその上に載る家具の良し悪しも全く変わってくるのです。
三つ目に、使用感の良さがあります。実際に足で踏んだときの心地よさ、ラグの上に横たわった際の快適さなど、体感として非常に快適にお過ごしいただけます。
クリスティーヌ・ケアホルム -デンマークデザインの継承―
当店では様々なラグをお取り扱いしておりますが、今回はデンマークデザインのラグ、Pure Carpetをご紹介させていただきます。こちらのラグをデザインをしておりますのはクリスティーヌ・ケアホルム。先日のブログ(鬼才 ポール・ケアホルムの生み出した名作)にてご紹介させていただきました、フリッツ・ハンセン社を代表するデザイナーであるポール・ケアホルムの娘さんです。クリスティーヌ・ケアホルムはテキスタイルデザイナーとして活躍しており、様々な作品をデザインしています。
Pure Carpet
そんな彼女がデザインしましたラグがPure Carpetです。Pure Carpetは100%ナチュラルなカラーを使用。洗浄&染めの作業はヨーロッパで行っております。デザインもモダンでシャープ。ラグジュアリーな印象の中にアカデミックさが漂うデザインです。
ラグは全てハンドタフトという技術にて製作。ハンドタフトでは、タフトした際に“ループ”状の輪っかができます。このループ状の輪っかをカットすると、“フサフサ”な状態に。カット部分は、全体的に同じ色を使っていても表面に凹凸が出来るため“濃く”見えて仕上がります。Pure Carpetはこのような仕上げの違い活かし、ラグをデザインしています。
クリスティーヌ・ケアホルムとDANSK MOBEL GALLERYの親交
実は、クリスティーヌ・ケアホルムと当店には以前より親交がございます。クリスティーヌ・ケアホルムが日本を訪れた際には、弊社代表・砂原が京都をご案内いたしました。和風建築に大変感銘を受け、その後の創作活動にも大変な刺激となっているようです。また、弊社代表がクリスティーヌ・ケアホルムを訪ねてデンマークへ行くこともありました。その際は、ご自身のスタジオを案内してくださいました。
モダンでシャープなデザインでありながら、どこかしらに温かみを感じさせるPure Carpet。父であるポール・ケアホルムの作品とどこかしら共通するものがあるように感じています。是非とも、ご覧いただければ幸いでございます。
DANSK MØBEL GALLERY(ダンスク ムーベル ギャラリー)
▽株式会社KEIZOグループ店舗
REPUBLIC OF FRITZ HANSEN STORE OSAKA
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