テレワークの普及に伴い、ご自宅のワークスペースで過ごされる時間が増えた方、またオフィス環境の見直しを検討された方も多いのではないでしょうか。
ワークスペースは機能性が非常に重要ですが、同時にインテリアとの調和にお悩みというお声も多く頂きます。本日は、機能性と美しさを兼ね備えた、快適なワークタイムに最適なチェアをご紹介いたします。
■PK9
デンマークをはじめ北欧諸国では、古くから3本脚の椅子が多くみられます。スチールを使い、厳格であり繊細で洗練された作品を多く生み出した家具デザイナー、ポール・ケアホルムは、生涯で7つの3本脚の作品を発表しました。PK9はその中でも名作の一つとして知られます。
座面のシェルを3本のステンレススチールで支える構造で、優雅な曲線の大変美しいデザインです。見た目の美しさのみならず、3本のうち後脚のみ曲率が大きく少し長くなっているために、座る際には柔らかな弾力を感じることが出来、長時間座っていても疲れない快適な座り心地となっています。
PK9の構造につき以下のブログでもご紹介しています。是非ともこちらもご覧くださいませ。
■PK11
同じくポール・ケアホルムの3本脚の名作の一つで、ワーキングデスクPK51とセットでの使用を想定してデザインされたのがPK11です。ケアホルム自身も自邸のワークチェアとして使用していました。
ケアホルムの厳格で繊細な美意識を強く感じさせるこのチェアは、構造と素材の使い方が特徴的です。美しい円弧を描く笠木は、小さな木片を寄木にしたものを削り出したもので、美しさと強度を兼ね備えています。また座面は細い円筒のパーツで支えられており、あたかも浮いているような造形を生み出しています。スチール、木、レザーの異素材の組み合わせが美しい、唯一無二のデザインです。
■PP701
木工マイスターとしての技術力と、家具デザイナーとしての柔軟なセンスを高いレベルで融合させ、機能的で包容力のある美しい作品を生み出した、デンマーク家具デザイナーの第一人者ハンス・J・ウェグナー。彼が自邸のダイニング用にデザインしたチェアがPP701です。
最大の特徴である繊細で美しい笠木は、4つの無垢材を2枚の薄い木材で寄せ木にし、さらに十字型の「契り」で結んだものを職人の手により丁寧に削り出されたもので、効率性・機能性と同時に高い装飾性を叶えた見事なデザインです。
また、一度座るとその座り心地の良さに驚かれるでしょう。後脚が緩やかに曲線を描いており、お尻が椅子から少し出るようにデザインされていることから、背筋が伸び無理のない正しい姿勢でワークに集中することが出来ます。
PP701のかけ心地につき、以下のブログでご紹介しています。
■セブンチェア
北欧モダンを代表する建築家 兼 家具デザイナー、アルネ・ヤコブセンの「セブンチェア」は、彼の不朽の名作として世界中の人々に愛され続けています。
成形合板で作られた美しい曲線と、体にフィットする快適な座り心地を兼ね備えており、ダイニングチェアとしてご使用いただく事が多いですが、ワークチェアとしても最適です。
木の素材を生かしたナチュラルウッド、前面のみレザーやファブリックを張り込むフロントパディング、レザーやファブリックで包むフルパディングの仕様からお選びいただけます。パディング仕様では座面のクッション性が良く、長時間お座りいただいても疲れません。
またセブンチェアは、アーム付き、キャスター付きなどバリエーションも豊富で、ご自身に合った1脚が必ず見つかることと思います。
■オックスフォード
アルネ・ヤコブセンが、建物の設計から家具、カトラリーまで、全寮制の暮らしすべてをデザインした、イギリスのオックスフォード大学のカレッジの一つであるセント・キャサリンズ・カレッジ。その食堂の教授席を特別な空間に演出するためにデザインされた「ハイバックチェア」を元に、フリッツ・ハンセン社から発表されたのがこの「オックスフォードチェア」です。
現在はローバック、ミドルハイバックの2種類からお選び頂けます。高さ調整機能、アーム付き、キャスター付きなど様々な仕様から、ご自身に合ったものにカスタマイズ頂けます。
機能的であるとともに背面の曲線が大変美しく、ワークスペースを優雅に美しく演出してくれる1脚です。
ワークスペースのインテリアコーディネートや、商品のサイズ・座り心地・張地の選定など、気になる事がございましたら、どうぞお気兼ねなく店舗までご相談・お問い合わせくださいませ。
尚、現在店舗は完全予約制でございます。こちらのページよりご予約をお願いいたします。
【現在開催中】
「織田コレクション 北欧モダンデザインの名匠
ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム」
20世紀デンマークを代表する家具デザイナーの一人、ポール・ケアホルムの意匠をご紹介する展覧会が2024年6月29日～9月16日までパナソニック汐留美術館にて開催されています。
展覧会の詳細につきましては、 ポール・ケアホルム展公式サイトにてご案内しておりますので、是非ご覧頂けますと幸いでございます。
開催日時：2024年6月29日（土）～9月16日（月・祝）
休館日：水曜日（ただし9月11日（水）は開館）、8月13日（火）～8月16日（金）
開館時間：午前10時～午後6時まで（入館は午後5時30分まで）
※7月5日（金）、8月2日（金）、9月6日（金）、13日（金）、14日（土）は夜間開館を実施。
（午後8時まで開館／入館は午後7時30分まで）
主催：パナソニック汐留美術館
【ご来場に関するお知らせ】
本展覧会では、鑑賞空間の快適さと作品の保全を考慮し、会期中7月20日（土）以降、土曜日・日曜日・祝日は日時指定予約（平日は予約不要）を実施いたします。
日時指定予約に関する詳細につきましては、ポール・ケアホルム展公式サイトをどうぞご覧下さいませ。
【インテリアコーディネート】
※当店ダンスク ムーベル ギャラリーではインテリアコーディネートも行っております。
詳細はこちらのページよりご覧くださいませ。
DANSK MØBEL GALLERY（ダンスク ムーベル ギャラリー）
※2023年より完全事前予約制。ご予約はこちらのページよりお願いいたします。
〒104-0061 東京都中央区銀座1－9－6 松岡第二銀緑館2F
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