陶芸家・黒田泰蔵作品ご紹介 | DANSK MOBEL GALLERY（ダンスクムーベルギャラリー）

ダンスクムーベルギャラリーでは、ノルディック・ラグジュアリーをコンセプトにインテリアコーディネートを行っています。北欧のモダンな家具を中心に、ラグ・照明・アートなども手掛けており、様々なアイテムを御提案いたします。

このたびのメールマガジンでは、私どもの手掛けるコーディネートスタイルと相性が良く、お客様からも大変人気の高い、陶芸家・黒田泰蔵さんの作品をご紹介させていただきます。

黒田泰蔵さんは1946年生まれの陶芸家（1946～2021）。ここ最近は特に人気も高く、どこかしらで黒田さんのお名前や作品を目にされた方も多いのではないでしょうか。海外のオークションにも出品されるなど、国内外を問わず人気があります。

黒田さんの代名詞と言えるのがキャリア後半より製作を開始した白磁。独特なゆらぎのある作品は見ていて何とも言えない穏やかな気持ちになります。

本日は、黒田泰蔵さんの作品を一つ、画像にてご紹介いたします。

本日ご紹介しますのは、黒田さんの作品の中でもおそらく一番人気の高い、「梅瓶」というフォルムの作品です（口が小さく、上部は丸く張り、下方に緩やかに狭まるフォルムです）。

土台部分が小さく、上部ほど広がるそのフォルムは、実物以上に大きさを感じさせる存在感があります。黒田さんの梅瓶にも色々な作品がございますが、こちらは特に有機的なフォルムをしている作品と思います。作品の下から、広がりを持つ上部までのなだらかな曲線が本当に美しいです。

釉薬を使用した表面に光沢感のある作品も多いですが、こちらはマットな仕上げの作品です。自然光を浴び浮かび上がる陰影が表面の質感と相まってとても静かで柔らかな印象を与えます。

綺麗な円を描いていますが、人の手による若干の揺らぎとぬくもりが感じられ、見ていてとても心地よいです。

黒田さんは伊豆にご自宅・アトリエを構えていらっしゃいましたが、そこでは、デンマーク人デザイナーであるポール・ケアホルムのラウンジチェア、「PK22」をお使いでした。

黒田さんがこのPK22やデザイナーのことをどこまでご存じであったかは今となっては分かりませんが、黒田さんの作品とポール・ケアホルムの作品には確かに通ずる部分があるように思います。シンプルでありながら、暖かみがあり、ある種の真理に迫るような作品だと思います。

先日、黒田泰蔵さんのお姉さまにお会いする機会があり、生前の泰蔵さんのお話を色々とお伺い出来ました。とても素直で、熱意のある方であったのだと知りまして、それから黒田さんの作品を拝見しますと、今までとはまた違って身近に思えてくるので不思議なものです。

※こちらの作品はご成約となりました。

※当店ダンスクムーベルギャラリーではインテリアコーディネートも行っております。

詳細はこちらのページよりご覧くださいませ。

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