ポール・ケアホルムにより1956年にデザインされたセンターテーブル、「PK61」。高さの抑えられたそのデザインは、空間を妨げることなく、リビングシーンに落ち着きと重心をもたらしてくれます。
スッキリとしたシルエットに、適度な緊張感が漂う構造は、「家具の建築家」を自認したポール・ケアホルムならでは。PK61の構造につきましては以下のブログにて詳細にご紹介しておりますので、是非とも合わせてご覧ください。
※ 構造の美しさ - センターテーブル “PK61” - ※
こちらのPK61センターテーブルに、このたび新しい天板が加わりましたので、本日のブログにてご紹介させていただきます。
【ファウスケ大理石】
このたび新しくラインナップに加わったのは、ファウスケ大理石と呼ばれるノルウェーのファウスケ(Fauske)を産地とする大理石です。
【オリジナルの天板 ポルスグルン産大理石】
ポール・ケアホルムがPK61をデザインした当時、オリジナルの天板はノルウェーのポルスグルン産の大理石でした。このポルスグルン産の大理石は、あのアルネ・ヤコブセンが設計をしたデンマーク国立銀行の壁にも使用されているものです。
このオリジナルのポルスグルン産大理石に風合い・表情がとても似ていることから、このたび新しい天板としてファウスケ大理石が選定されました。
【グレーとホワイトの優しい色調】
ファウスケ大理石は、グレーとホワイトが溶け合うように混じり、微細な鉱石がところどころにちりばめられたように配され、光を受けて繊細に煌めきます。一見すると荒々しいようにも見えますが、グレーとホワイトの自然で優しい色調は、多くのインテリアに対して相性が良いと考えられます。
【ロール仕上げ】
また、このたびのファウスケ大理石天板の大きな特徴の一つとして、凹凸感のある「ロール仕上げ」が採用されていることが挙げられます。表面をあえて平滑にせず、大理石の自然な風合いが感じられるような凹凸感のあるテクスチャです。
ファウスケ大理石に用いられているロール仕上げという仕上げ方法は、元々ポール・ケアホルムとアルネ・ヤコブセンが当時の大理石の供給元と共同して開発した仕上げと言われており、製造工程は現在でも企業秘密とされています。
自然を愛するケアホルム、ヤコブセンらしい、非常に優しい印象の仕上げです。
【商品詳細】
商品:PK61
デザイナー:ポール・ケアホルム
デザイン:1956年
メーカー:フリッツ・ハンセン
サイズ:80×80×高さ32cm
商品や価格、展示状況などにつきましては、どうぞ店舗までお問い合わせ下さいませ。
【インテリアコーディネート】
※当店ダンスク ムーベル ギャラリーではインテリアコーディネートも行っております。
詳細はこちらのページよりご覧くださいませ。
DANSK MØBEL GALLERY(ダンスク ムーベル ギャラリー)
▽株式会社KEIZOグループ店舗
REPUBLIC OF FRITZ HANSEN STORE OSAKA