【ガラスの王冠 PH セプティマ復刻】
デンマークを代表する照明ブランド、ルイス・ポールセン社より、とても嬉しいニュースが発表されました。
ポール・ヘニングセンが手掛けた作品の中でも最も洗練された作品の一つであり、発表当時、その優美な姿から「ガラスの王冠」と称された「PH セプティマ」が、2020年、復刻されることとなりました。
【PH セプティマ】
初めてPH セプティマが披露されたのは1928年、現在のデザインミュージアム・デンマークでの展示でした。詩的なおもむきを感じさせるPH セプティマの姿は、当時多くの人々から称賛を得ました。
セプティマの披露の後、試作を重ね生産が始まりますが、原材料の不足のために1940年代に生産は終了してしまいます。このセプティマが、2020年、復刻されることとなりました。
【7枚のガラス製シェード】
PH セプティマを構成するのは7枚のガラス製シェード。非常に繊細な構造ですが、強度のあるイタリア製のガラスで作製されています。透明なフィールドとフロスト加工されたフィールドが上下左右、交互に配置されることで、光をより拡散しています。その上、不快なグレア(眩しさ)も感じられず、器具下方向への光の拡散も維持します。
【PH アーティチョークの原案】
ルイス・ポールセン社の照明の中でも大変人気の高いPH アーティチョークは、こちらのPH セプティマを元に考えられています(PH アーティチョークにつきましては、こちらのブログも是非ご参照下さい→ブログ「Artichoke - 心地よい光を生む照明 –」)。
PH セプティマのデザインから約30年後、コペンハーゲンのレストラン ”ランエリーニュ・パヴィリオン“のための照明を依頼さたヘニングセンは、わずか3か月でPH アーティチョークのデザインを完成させましたが、 セプティマのデザイン原案があったからだといわれています。
【PH セプティマの変遷】
ルイスポールセンは戦争による材料不足で製造中止を余儀なくされる1940年まで、このPH セプティマの製造販売を行いましたが、それ以降製造されなかったため、PH セプティマはヴィンテージでしか入手することができない大変稀少な作品となっていました。当時はPH Septima 4とPH Septima 5サイズが2種類存在していたようです(1931年、PH Septima 5より小型のPH Septima 4が発売されました)。
【2020年 復刻販売】
2020年、ルイスポールセン社はPH Septima 5を基本とし、現代の技術を用いて、より優れた耐久性と安定性を目指し最適化されたポール・ヘニングセンの洗練された7枚シェードガラス製クラウンを「PH セプティマ」として復刻発売します。
灯具などに用いられているのは無塗装の真鍮。時の経過とともに古色を帯びてまいります。
エレガントな佇まいで柔らかな印象を与えるPH セプティマ。モダンなデザインでありながら、柔らかな印象もございます。ダイニングテーブルの上はもちろん、エントランスやお部屋の中の全体照明としても大変綺麗にお使いいただけます。
当店では、インテリアコーディネートも行っておりますので、是非とも店舗までご相談くださいませ。
【PH セプティマ】
■仕上:クリアガラス(部分的にサンドブラスト加工)。真鍮サテン仕上(無塗装)。
■材質:シェード:クリアガラス、シェードホルダー:スティール、真鍮メタライズド。
■取付:引掛シーリングへの簡易取付型。3mのステンレスワイヤー付コード、フランジ付。
■光源:E26 LED電球(白熱電球100W相当)
■サイズ・質量:φ500 H 405mm 7kg
■価格:1,127,000円(税抜)
※なお、PHアーティチョークにつきましては、こちらのコレクションページにて詳細にご案内しております。
是非とも合わせてご覧くださいませ。
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