以前にもお話させていただきました「あかりを灯す」ことについて(あかりを灯す~キャンドル~)。今回も引き続き、あかりをテーマにお話をさせていただこうと思います。
緯度の高い北欧諸国では、厳しく長い冬と短い日照のため、屋内で過ごす時間を大切にするといわれます。照明もそうした環境の影響を受け、いかに室内のあかりが心地よいものとなるかを考えられているように思います。
上の写真に写っているペンダントライトは、ルイス・ポールセン社より製造されているアーティチョーク(デザイナーはポール・ヘニングセン/Poul Henningsen)。ダンスクムーベルギャラリーのアイコンともいえる存在です。朝の光、午後の光、そして夕闇が迫り、すっかり夜となるまで、様々な表情を見せてくれます。その時刻の変化のなかで見せる光は、見ていて飽きるということがありません。
料理研究家の行正り香さんも、初めてデンマークに行った際に衝撃を受けたのはアーティチョークをはじめとするあかりの使い方だった、とお話されています(インタビューブログ 料理研究家・行正り香さん)。
アーティチョークがこのような心地よいあかりを生み出しているのは、アーティチョークを構成する72枚すべてのシェードに光源の光が正確にあたるように熟慮されたデザインです。光を外側に放つと同時に、自らも反射光で輝くように、シェードの大きさ、その設置角度、光源の設置位置などが厳密に設計されています。
また、いかなる角度からも光源が直接目に入ることはありません。真下からこの器具を見上げても、です。
眩しさを感じることがない(不快なグレアがない)ということ。これは、他のルイスポールセンの照明にも共通する特徴といえるでしょう。次回の本シリーズでは、その他のルイスポールセンの照明について、お話しようと思います。
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DANSK MØBEL GALLERY(ダンスク ムーベル ギャラリー)
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