インテリアコーディネートとして、空間を作るのになくてはならないものの一つに “ラグ” がございます。畳を主とした文化を持つ日本では、あまりラグを敷く事が少なくありますが、近年、海外ブランドだけでなく、日本の家具ブランドでもラグの販売をスタートしたりと、注目を浴びているアイテムです。
ラグの色や素材を、同じスペースの家具や床・壁・天井等に合わせて選んでいただくだけで、空間ががらりと変わり、毎日が楽しくります。また、ラグがあれば、床に座る事も出来れば、寝転がる事も出来きる、リラックスにも非常に適したインテリアなのです。
先日、当店で展示をスタートしたスウェーデンのブランドのラグがございます。その名も “ Kinnasand(キナサン) ”。こちらのブランドは、シンプルですが、所々に見どころが多くあり、日々を楽しんでいただける素晴らしい要素が詰まっています。今回のブログでは、そんなKinnasandのラグの中でも、色合いとデザインの美しさ、何より“一点もの”という点を楽しんでいただける、“HEMP”をご紹介させていただきます。
<ラグメーカー “Kinnasand”>
1800年にスウェーデン南部の“Kinna (キナ)”という場所で創業した、200年以上の歴史を持つ老舗ブランドです。ウールやリネン等の天然素材だけでの組成ではなく、デザインに合った最高の素材を厳選し、最新技術を駆使して、世界一流の織工たちの手によって製造し続けています。
イタリア・ミラノにありますKinnasand ショールームのデザインは、日本の建築家 “伊東豊雄”が手掛けております。「このショールームの主役は カーテンやラグ等のテキスタイル。そんなテキスタイルと訪問者との“一期一会”の出会いの場所となるように」という想いが込められています。
<Curtains>
Kinnasandは、ラグだけでなくカーテンもデザイン・製造されております。Kinnasandのカーテンは、ただ光を遮るだけが目当てではなく、外からの光とカーテンのデザインを調和させ、まさに自然との融合を感じる事ができます。高品質な素材で仕上げられたカーテンは、どんな部屋でも魅力的な空間を演出するのです。
<HEMP>
“HEMP”は、英語で「麻」。 様々な場所、世代で使われ続けてきた“ 麻100%”の手織りアンティークカーペットの断片を紡ぎ、染色し直した、全く同じものが1枚もない、正真正銘の1点もののオリジナルラグです。紡ぐ断片の比率の違いに加え、信頼できるデザインに込められた高い品質と織構造に特徴があります。
HEMPで使用されているアンティークキリムは、トルコ産の物。このキリムを、Kinnasandのハンドメイドラグを製造するインドで再染色をし、コットンで裏面を補強した上で、1枚に仕上げています。これまでと全く新しい形で次の時代へ継承するアート作品の様な存在です。
当店にて、ラグの色サンプルは勿論、お写真等を多く御用意しております。ご自宅に合うラグをご提案させていただきますので、是非ともご検討・ご来店頂ければと思います。
また、ポール・ケアホルムの娘:クリスティーヌ・ケアホルムによるラグ “Pure Carpet”も展示致しております。詳しくはこちらもご覧ください。
デンマークデザインの継承-クリスティーヌ・ケアホルムによるPure carpet-
【インテリアコーディネート】
※当店ダンスク ムーベル ギャラリーではインテリアコーディネートも行っております。
詳細はこちらのページよりご覧くださいませ。