弊社ショールームFRITZ HANSEN STORE OSAKAに、小磯良平画伯の「婦人像」展示しました。
合わせてパレロイヤル地下1階にある回廊ギャラリーには小磯良平画伯の「女人」も展示されています。
お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。
FRITZ HANSEN STORE OSAKAに展示中の「婦人像」作:小磯良平 左は「葡萄酒」作:鴨井玲
「婦人像」色紙に水彩 作:小磯良平
「女人」作:小磯良平 パレロイヤル地下1階に展示中。
私はどちらかと言えば色数を少なく使うことを頭において仕事をしている。少ない色数で、じみな色調で変化が多く、強い絵が出来れば、それが一番私の好きな絵ということになる。時には5、6色で描くこともある。絵具箱の中には沢山の色をもっているが、いつも補充する色はきまって5、6色である。
例えばオムブルとか、ビオレマルスとか、黒とか、ジョンブリアンなどは補充する色である。白は一応無事なウランドザンを使っている。
私のパレットにはジョンブリアンとかジンナープル、オブルナチュレルなどという変色し易い絵具を使う。これは悪い習慣かもしれないが、他の色にかえることは出来ない。ヴァミリオンはその色でなければならない場合以外、いわゆる赤い色はライトレッド或はルージュブールで代用することにしている。この習慣がつくと、ライトレッドは美しい赤である。私が使いたくて使えない色は、プルーシャンブルーである。変色し易い色であるが、また上手に用いれば何んともなつかしい色である。子供の頃、絵具を弄んだ思い出には、この強烈なプルーシャンブルーが必ず記憶に出てくる」(アトリエ、No.355、1956、p.23)
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