TAKEZOです。
近々「KEIZO」でエッグチェア・キャンペーンが始まります。
心底、くつろぎに値する椅子は早々には現れてこない。ヤコブセンのエッグチェアの魅力は先ず視覚からはいり、抱擁されてから、くるりと僅かに回転したときの揺らぎのような感覚から寛ぎが始まる。母の胎内そのままに解放させられるのである。
さて、エッグに抱かれながらどんな酒を飲もうかと思いをはせる。高級なワインだろうか。スコッチウイスキーでもなさそうだ。となれば、北欧の国民酒とも言えるアクアビットになるのではないか。実は先日友人から一本の酒が贈られてきた。なんとも懐かしい酒だ。
コペンハーゲンに商用で行った時のわずかな時間をぬって、コペンハーゲン中央駅前プラザホテルのBAR BIBILIOTEKに行って飲むのがなにより楽しみだった。「ヤコブセンの家」の著者、岡村さんの久しぶりのメールではからずも時空を超えて記憶が蘇り急に心が喝えていることに気がついた。そうだそのころ癒してくれていたのはアクアビットだったのだ。
アクアビット(Akvavit、Akevitt)はラテン語が語源で「生命の水」という意味があるそうだ。シュナップスの呼び名で親しまれている。真冬でも冷凍庫に入れてギンギンに瓶を凍らせてのむ。いただいたのは「LINIE」というノルウエーの銘酒でリニエはラインに通じ赤道を意味しているそうだ。この銘酒の解説は、おおぜき あきら著「洋酒を読む本」から引用させていただくとこうなる。・・・ノルウエーで作ったアクアビットを、いったん樽詰めにして船にのせ、遠路赤道を越え、オーストラリアまでの航海につく。船の心地良いローリングでエージングを重ね、百日の旅を終えて帰ってくる。・・・その航海の帆船が描かれたラベルがはられている。
さて、エッグチェアに腰掛け、この大航海を経た極上の一杯というのはいかがでしょうか。
デンマークには王室御用達 Aalborg(オールボー)というアクアビットもあります。
名作とともにロマンにひたるひと時を。
(takezo)
㈱KEIZO のホームページです。 http://www.republicstore-keizo.com/
“アクアビット” への1件のフィードバック
リニア アクアビット
このブログにとりあげたお酒を分類したら随分偏ってました。
結構しょっちゅう飲んでいるお酒なのに載せていないのが焼酎系と外国の焼酎であるスピリッツ類。
…
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