キャスパー・サルト
デンマークを代表するデザイナーの一人で、
フリッツ・ハンセンの製品では ナップチェア 、 リトルフレンド など、
シンプルで美しく、優れた機能性を持つデザインが特徴です。
そのキャスパーのアトリエに・・・
お邪魔しちゃいましたー
写真撮影全然オッケーのオープンなオフィス。
整理整頓
こういった、クスッと笑ってしまうようなおもちゃから
インスピレーションを得るんでしょうね。
わらじがありますね。
地下にあるアトリエでデザインについてお話してくれました。
アーム付きのナップチェア。
キャスパーは当初、シェルの型をアームレスと共用して、
後からアーム部分を取り付けることをイメージしていました。
でもなかなかうまくいかない・・・
そんな時フリッツ・ハンセンのCEO、ヤコブ・ホルムが
『だったらもう一個型を作ったらいいじゃないか』
・・・そう言ったのだそうです。
キャスパーとしては製品化される時のコストまで考えたんですが、
それはきっとデザイナーだけが苦しむことではないのですね。
いいデザインを生み出して欲しい、そんな思いがあったのでしょう。
それとどうしても紹介したい製品があるそうで・・・
これは折りたたみのスツール。
座面の裏側に脚が収納されています。
画像がないんですけど(いつもすみません・・・)
脚の飛び出し方がなんだか近未来的。
こういったスツールは部屋の隅っこに置かれて、
しばらく出番がないと埃をかぶっていたりする。
あるいは洗濯物が乗っていたり・・・
置き場所にこだわったこのスツールの行先は、シェルフ!
現在シェルフメーカーのMontanaで製品化されているそうです。
『残念ながらデンマークにはスペースがたくさんあるから、
こういった製品の需要があまりない。東京とかの方が向いてるかもね』
ちゃっかりアピール(笑)
キャスパーは熱い人でした。
思いを伝えようと、時に通訳さんの事を忘れて話し続けたりして。
デザインだけでなく、機能性、コスト、その置き場所までに思いを込め、
使う人のライフスタイルを楽しく豊かにしてくれる。
確かにそんなアイテムばかり。
キャスパーに会ってなんだか納得しました。
最後にキャスパーはこう言っていました。
『フリッツ・ハンセンと一緒に仕事ができることを光栄に思います。
試作のコストにこだわらず、妥協せずにアイデアを生み出すことができるから』
『完璧なものを作るのは本当に難しい事だが、とても感謝している』
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