スワンチェアを長く使う。

家具も毎日使っているとどうしても日々のお手入れだけでは解決できない変化もあります。
それが愛着になり、そのままで楽しまれる方も多いのですが、ファブリックの場合は張替えをご要望になる方もいらっしゃいます。

当社でもそんな一脚があり、張替えの選択をしましたのでご紹介します。

特注で制作をした笹和紙という藍色がキレイなスワンチェアでしたが、長く仕様していたら赤く焼けてきていました。
20 (4).JPG20 (5).JPG

そして今回はフリッツハンセンのスタンダードファブリックのひとつのHallingdalで張替えをしました。

20 (6).JPG20 (1).JPG

Woolはジーンズのように”エイジング(経年変化)”し、座る方に合わせて、馴染んでくる素材です。

夏場は暑苦しそうに感じそうですが吸湿性がある為、意外に快適に過ごすことができます。また、放湿性もある為、冬場の乾燥の時期にも快適で1年中使える素材でもあります。

表面の手触り(チクチク)は繊維の編み方によるもので、座っていく事で繊維が滑らかになり、チクチクさがなくなるそう。

更に汚れのつきにくさはファブリックの中ではとても優れています。もし汚れても、羊が元々持っていた天然の油分が若干残っているので、素早くふき取れば取り除きやすいです。

Kvadrat社のWoolは、ニュージーランドの契約している農家のものを使用しており、質は勿論、毛の長さ、飼育環境などに配慮したもののみを使用されています。

20 (3).jpg20 (2).jpg
現在はグループ店のダンスク ムーベル ギャラリーに展示しております。

ぜひ、座りにお立ち寄りください。

*【建築家・法人の方はこちらをご覧下さい。】