時代背景と家具について⑫

大阪店:misa

1955年に誕生したセブンチェアから2年後の1957年、アルネ・ヤコブセンはより一層特徴的な背もたれのフォルムを取り入れ、北欧デザインの主流であった木製の脚のチェア「GRAND PRIX™」を発表します。
このGRAND PRIXという通称は同年開催された「第11回ミラノ・トリエンナーレ」でグランプリを獲得したところからその後愛称となりました。

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しかし製造工程が複雑でコストがかかったことや、脚部の耐久性不足の為破損するという課題があり製造ラインから外れてしまうことになります。

その後、製造方法も革新され、セブンチェアの構造と同じ脚部と座面をディスク状のパーツで連結できるようになり、昨年に木製の脚のGRAND PRIX™は復刻を果たしました。

1957年のミラノ・トリエンナーレでは、ポール・ケアホルムがPK22™で金賞受賞、日本の柳宗理もバタフライ・スツールで金賞を受賞しています。

現代に名を残すデンマークと日本の偉大なデザイナーの作品が、同年世界で認められることになりました。

◆青山店、大阪店では現在、全世界25セット限定のラフ・シモンズ仕様PK80/91を展示しております
◆2015年5月1日~8月31日 ALPHABET SOFAキャンペーン中です。

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