ポール・ケアホルムが1962年にデザインしたPK9。

彼の自邸のダイニングテーブル、PK54に合わせてデザインされました。
PK9は、PKシリーズのダイニングチェアの中でも特に座り心地が良いと言われています。
3本脚のスチール脚とレザーのシェルで構成されていますが、3本脚特有のしなりがあるにもかかわらず安定性があるからです。椅子と体が一体化するようなかけ心地です。
脚元は大変すっきりとしていますが、シルエットは曲線的でエレガントです。
シェルのフォルムは、ケアホルムの妻・ハンナが砂浜に腰かけたとき、砂浜に残った跡からインスピレーションを得たものだと言われています。
輸送コストを抑えるために
PK9は分解すると3本の脚、シェル、そしてそれを接合している14点のネジや金属パーツの合計18点に分解されます。

もともと彼は輸送コストを抑え、様々な国や地域に届けたいと考えていました。
PK9もその考えに基づいて構成されています。
これはつまり、構造上パーツ交換が可能ということです。
もし、パーツが損傷してしまっても、そのパーツを交換することでずっと長くお使いいただくことができるのです。

このように持続性が高い点もケアホルムの製品の魅力の一つです。
やはりPK54との組み合わせが美しく、ずっと眺めていても飽きることのない不思議なテーブルとチェアだと
常々思っています。

ぜひ店頭にてその美しさ、座り心地、ケアホルムのこだわりをご体感ください。
ポール・ケアホルムの名作⑦ PK11 – フリッツ・ハンセン正規専門店 / REPUBLIC OF FRITZ HANSEN STORE OSAKA (republicstore-keizo.com)
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