デンマークってどんな国

当店はフリッツ・ハンセンの日本唯一の専門店です。フリッツ・ハンセンはデンマークを代表する家具のメーカー。ということで、今日はデンマークについてご紹介します。

CopenHergen Airport 

まずは簡単に。

①2023年度世界幸福度ランキング・世界第2位(日本は47位、世界主要7各国の中で最下位です・・)

②ドイツの真上、スウェーデンの真横

           デンマークの位置、ご存知ですか??

③北欧諸国の中で最小で北海道の約半分の広さ。ドイツの真上にある、ドイツと陸繋がりのユトランド半島、コペンハーゲンのあるシェラン島、フェン島などから成り立つ。ただ、独自の自治領(グリーンランドとフェロー諸島)をいれると日本の面積の約6倍に。

④首都はコペンハーゲン。人口は約581万人。

⑤国土は高低差がなく、最も高い山でも標高171m。最も高い山でも標高171m。日本で今一番高いビル・麻布台ヒルズ森JPタワーの約半分。そのため、働く人の約半分が自転車通勤です。

⑥公用語はデンマーク語。英語を第二言語として学んでいるため国民の多くが英語を話すことができます。

⑥四季は日本のようにはっきりしていて、北欧諸国の中では一番暖かい。真冬でも約2度くらいの平均気温。夏の日照時間がとても長く、日本のように蒸し暑くはなく北海道くらい。逆に冬の日照時間がとても短いです。

⑦他のヨーロッパに比べると治安は悪くないですが、近年スリが多発しています。

デンマークの歴史

世界史の授業みたいになってしまうので流れだけご紹介します。
①先史時代
紀元前約12,000年ごろから人々が住んでいたと考えられています。
新石器時代が始まり、農業も始まった時です。

②北欧青銅器時代
紀元前1500年頃に青銅器文化が到来しました。ゲルマン人が住む地になりました。

③ケルト鉄器期
紀元前500年ごろ、ケルト人によって鉄器がもたらされました。ローマとの交易も行われ、湿地遺体が発見されています。

④デーン人の到来
ゲルマン民族移動の時代にデーン人が到来しました。デーン人はヴァイキングの一部として知られ、フランスやブリテン島を攻撃。それまでの先住民である西方系ゲルマン人のアングル人、などを圧倒し彼らのブリテン島移住の誘因を作りました。

⑤中世ヴァイキング時代
8世紀から11世紀にかけてを「ヴァイキング時代」と呼びます。デーン人は造船と航海技術でフランスやブリテン島を攻撃し征服。日本は聖武天皇~平安時代中期ごろにあたります。

⑥「デーン人の国」
デンマークの国名は「デーン人の国」を意味します。デーン人はデンマーク人の祖先となりました。デンマークは、ヴァイキングたちの中心地であり、このデンマーク王に臣従するものはみな、デーン人と呼ばれており、民族名や氏族名ではありません。

⑦近代
第一次世界大戦中は中立を保っていましたが第二次世界大戦中にナチス・ドイツ軍に侵攻されました。戦後、独立を回復し、現在に至っています。

高い税金を払っても、それでも幸せなわけは【国に守られている】から

①デンマーク人はデンマークが大好きです。幸せな国第二位ですが、税金が非常に高いです。消費税は25%、所得税の平均も35〜48%程度です。

税金が高いのに幸せを感じることができる理由はその税金は福祉に充てられ、国民に帰ってくるからです。

医療費が無料、大学までの学費が無料など…税率が高い代わりに、貧富の差が小さく、国民が平等に生きることができるので、不満が少ないです。(日本では毎日のように税金の無駄遣いや使途不明な税金などのニュースが取り上げられていますね、、。)

②デンマークと日本の総選挙投票率は、日本は50%ちょっとという数字に比べて、デンマークは80%以上の投票率です。これは投票が義務になっていない国の中では世界第一位です。また、貧困率が最も低く、 母子家庭など一人親家庭の貧困率は世界最低です。

③「子供は社会が育てる」という考え方なので、親がどんなに貧困であろうと、子どもが希望すれば学ぶことができ、どんな子どもにも平等にチャンスがあるのだそう。その子どもは将来、納税者になって社会に還ってくる、といくうことなのでしょう。デザインに関しても、小さい時から本物のデザインに触れると感性が育まれる考えが基本。アルネ・ヤコブセンデザインの子供用チェアなど大人用と同じデザインの子供用の家具もあります。

小さい時から本物のデザインに触れると感性が育つ
子供用チェア(セブンチェア・アントチェア・リリーチェア・グランプリチェア)

④デンマークでは国が出産費用を100%負担してますし、出産前後の検診もすべて無料です。ホームドクター(家庭医)制度があるので、ホームドクターも出産育児に関しては無料で診療・指導が受けられます。

⑤国民の間でも貧富の差があまりなく、「みんな平等」という考え方のようです。それは健常者でも障がい者であっても、高齢者であっても平等で、障がい者や高齢者を「福祉や介護の対象」としてみるのではなく、「一個人」として当然の権利として社会福祉を受けます。障がい者が生まれたり中途障がい者になった場合は家庭の収入などは一一切関係なく、障がい者にかかる費用はすべて国が負担します。日本のように経済的に困ることは一切ありません。

このように、デンマーク人は【国に守られている】という安心感から、国を愛することができるのでしょう。【国を愛する】ということは国をみんなで守るということにつながります。

例えば、どんな豪雨でも自転車を漕いで通勤します、それは地球温暖化を防ぐ=国を守ることにつながるためだそうです。

女性も活躍する国

デンマークは人口が少ないので女性も男性と同じように活躍します。女性の労働力が不可欠なので出産育児の敷居ももちろん低くなります。働く女性の割合は80%を超えています。福祉が充実しているので、介護や子育てを理由で離職する必要もありません。専業主婦の割合の少なさから、統計を取っていないほどです。

女性議員の割合も多く、40%弱に及びます。世界第20位です。

長くなってしまったので次回に続きます!

当店は大阪にある、日本で唯一のフリッツ・ハンセンの専門店です

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