1872年に創立されたフリッツ・ハンセンは、2022年の今年創立150周年を迎えます。
記念すべき今年は何かが起こりそうな予感がプンプンします。
近く、何かご案内ができることを楽しみにしております!
フリッツ・ハンセン 150年の歴史を巡るタイムライン
フリッツ・ハンセンは創業からの歴史を資料にまとめ、その軌跡をご紹介しております。
私が2018年にデンマークで研修を受けたときのブログも交えつつ、分かりやすくご案内できればと思っております。
1872年10月24日 フリッツ・ハンセンのはじまり
フリッツ・ハンセンは家具職人のフリッツ・ハンセンが貿易商の許可書を手に入れたことからはじまります。
数年後、コペンハーゲン中心部のクリスチャンハウン地区に自身の名前に『& Co』を加えた家具会社が誕生します。
1878年 初代ハンセンが記念すべき最初のオフィスチェアを手がけました。
1896年 拠点をアレロッドに
現在フリッツ・ハンセン社が本社を構えるアレロッドに製材所を設立。技術の向上に努めます。
息子であるクリスチャン・E・ハンセンの代になると有名な建築家と共にデンマーク国会議事堂やコペンハーゲン市庁舎を筆頭にデンマーク屈指の建築プロジェクトに向けて家具を製造しました。
1932年 3代目を継いだハンセン兄弟
ソーレン・クリスチャンとポール・フリッツ・ハンセンが共同ディレクターに就任。
フランスとスウェーデンで貿易商としての知識を得たソーレンが新製品の開発に関わり、家具職人のポールは生産管理に携わりました。
この胸像、見覚えがあると思い過去に撮影した画像を確認したら・・・
1933年 世界初のデンマーク製スチール家具を発表(ん?デンマーク初のスチール家具ということでしょうか・・・)
ハンセン兄弟が手掛けたスチール家具のコラボレーションの中でもフレミングとモーエンスのラッセン兄弟と共に手掛けた作品は有名です。
1934年 アルネ・ヤコブセンとのコラボレーション
アルネ・ヤコブセンがコペンハーゲンの北に位置するクランペンボーのベルビューシアターの為にチェアをデザイン。
このプロジェクトがヤコブセンとの長きにわたるコラボレーションの始まりとなりました。
ベルビューシアターを訪問した際の記録をブログはこちらからご覧ください。
1936年にはデンマークデザインの父、コーア・クリントがコペンハーゲンのベツレヘム教会のためにデザインしたチャーチチェアなどの名作も生まれました。
1944年 第二次世界大戦後
フリッツ・ハンセン社はデンマークデザインの発展と進化に大きく貢献しました。
この時期にともに製品を開発したデザイナー:
ハンス・J・ウェグナー、ボーエ・モーエンセン、ペーター・モース、カイ・フィスカー、ピーター・ヴィッツとオルラ・モルガード・ニールセン、アルネ・ヤコブセン、ポール・ケアホルム、オーレ・ヴァンシャー、マグナス・ステフェンセンなど。
1952年 アリンコチェアの誕生
アルネ・ヤコブセンはノボノルディクス社の社員食堂用の椅子としてアリンコチェアをデザイン。
これが背と座が一体の成型合板で製作された世界で初めてのチェアとなりました。
さあ、ここからヤコブセンとケアホルムが活躍する1950年代に入ります。
次回ブログにてご紹介しますね。
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