デンマーク研修報告2018⑬~ルードブレ市庁舎・図書館①~

前回に引き続きヤコブセン建築のご紹介です。

ルードブレ市庁舎は1956年、第二次大戦後の市庁舎建築です。

まず外観

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全面をガラスのカーテンウォール(建物の重さを支えていない壁)

で構成されています。

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SASロイヤルホテル(1960)

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同じくガラスのカーテンウォールで構成された

SASロイヤルホテルの外観。

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短い方の壁は石張り。

窓は一つもありません。
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左側の小さい箱は議会棟。ガラスの渡り廊下で繋がっています。

エントランス

この向こうが議会棟。

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赤い支柱が印象的です。でもどこかで見たような・・・

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階段横のスペースに スワンチェア ・・・

やっぱりどこかでみたような。

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ナショナルバンク(1971)

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集大成のナショナルバンクについては

また改めてブログでご紹介しますね。

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ミーティングルーム

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大きなテーブルを囲んでたくさんの セブンチェア が並んでいました。

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感動したのはこのペンダント。

自動で昇降するんです。

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光の演出を大切にするヤコブセンらしさを感じます。

議会場

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オックスフォードチェア がずらり。

配線までもデザインされ、規則正しく配置されたランプ。

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シンプルながらも圧倒的な存在感でした。

入口には素敵なおもてなしが・・・

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チョコレート美味しかったです。

この議場、中央に立つと音が一切反響しないそうです。

自分の声を明瞭に聞き取る為なんでしょうか。

主張もストレスなくできますね。

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皆さんパンパン手を叩いては『おおー!』と感動していました。

本人しか分からない感覚なんです。

小心者の私は前に出ていくことができず、

体験するチャンスを逃しました・・・ああ。

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後方に一列に並んだセブンチェア。

吸音パネルの壁にはオリジナルの時計。

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オフィス棟の廊下には3本脚のドットスツールが固定されていました。

スウェーデンへ手漕ぎボートで亡命した第二次世界大戦中、

ヤコブセンは一切建築には関わることがありませんでした。

そして戦後、

デンマークに戻ったヤコブセンは次々とデザインを続けていきます。

外観は相変わらず無機質なマッチ箱。

でも一歩入るとあちらこちらにヤコブセンらしい曲線、

光の使い方・・・

ヤコブセンのデザインはここからがクライマックス。

1971年にこの世を去るまで、

その完成を見届けることができなかったナショナルバンクまで、

ヤコブセンのデザインはその魅力を増して行くのです。

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