フリッツ・ハンセン本社
『CRAFT』のブース。
プロフェッショナルな雰囲気が漂っています。
馬毛のスワンチェア・・・
馬毛は昔はよくつかわれていた素材だとか。
色々な張地を試しているのだそうです。
こんなエッグもいました!
セブンチェアをはじめとするプライウッドの製法について。
展示を使って説明してくれました。
プライウッドは下のような構成の9枚のベニヤからできています。
内側は、かつら剥きされた柾目のビーチ材。
それら7枚を向きを変えて重ねています。
仕上げの2枚はより薄くて美しい、スライスしたものを使用します。
とても薄いのでコットンに貼りつけて厚みを持たせ、強度を出します。
そのままだと簡単に破れてしまうくらい繊細なんだそうです。
職人さんの高い美意識で組み合わされた木目が、
この世に唯一の椅子を生み出します。
ご発注時に柾目か板目かは指定できませんが、
そこはお任せください!自然の「美」をお届けいたします。
小口部分を見ると色が違っているので構造がよく分かりますね。
底の穴はベースを取り付けるためのもの。
3層分くりぬいています。
圧着。
20トン、20分、140度(と、メモに書いてありました)
この後2~5日かけて乾燥。
カッティングマシーンでカットし、やすりで形を整えます。
木目の選定、糊付け、カット・・・
全ての工程において職人さんの手が入ります。
踏んじゃいます。でも大丈夫!
ベニヤの構造でご説明した通り、向きを変えて重ねていることで
縦横の開きを補っているからなのです。
リプロダクト品とフリッツ・ハンセン製品の強度を比較した
衝撃的な動画があります。
ここでも思いっ切り踏んじゃってます。
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プロフェッショナルといえばこの方。ハンスさん。
20年以上の経験を持つ革張りのスペシャリストです。
私がとても会いたかった方です!
エッグチェアは誕生した1958年当時から製法が変わっていません。
その工程を実際に見せてくれました。
生で見れるなんて!大興奮!!
・・・ごめんなさい。
職人技に見入ってしまい、画像がありません(またですか!)・・・
でも大丈夫!
実はハンスさん、グループ店のHOUSE OF TOBIAS JACOBSENに
お越しいただいたことがあります。
その時の動画をご用意しました!
イベントの様子も是非ご覧ください。
BLOG 世界でたった一つのエッグチェア
ハンスさんは定年を迎えたそうです。
少し残念ですが、まだお仕事は続けているそうですよ!
またお会いしたいです。
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▽株式会社KEIZOグループ店舗一覧
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