EGGチェアやSWANチェア、セブンチェア等、北欧を代表するプロダクトを遺した”アルネ・ヤコブセン”。様々なプロダクトを遺した彼にも様々なデザイナー・建築家と関わりがありました。
寄宿舎時代の写真
左からフレミング・ラッセン、モーエンス・ラッセン、右端がアルネ・ヤコブセンです。
ヤコブセンの少年時代。寄宿舎では、地理の授業は授業妨害、数学の授業は脱走等、かなりのハチャメチャぶりだったそうです。そんな中、美術の時間だけはおとなしく、美術の教師に水彩絵の具を買い与えられたり等、芸術の才能をその頃から見出され、ヤコブセン自身も画家を目指します。
そんな寄宿舎時代の友人の中には、現在Fritz Hansen STOREで取り扱っております“by Lassen”のデザイナーであるモーエンス・ラッセンとフレミング・ラッセン兄弟がいました。この二人の影響から、建築にも目覚めていくのです。
byLassenのキャンドルスタンド
25歳に美術アカデミーを卒業後に”マリエ・イェスト・ロップ・ホルム”と結婚します。交友関係がとても広い彼女より、デンマークの照明メーカー”Louis Poulsen”で様々な代表的な照明をデザインした”ポール・ヘニングセン”を紹介されました。
そして、40歳のころ寄宿舎時代に一緒に過ごした”フレミング・ラッセン”と「スレロド市庁舎」を設計します。
その翌年41歳の頃、デンマークよりスウェーデンへと亡命。その際に、ボートに乗って共に亡命をしたのは、あの25歳に頃に知り合った”ポール・ヘニングセン”夫妻なのです。
そしてそして、スウェーデンに亡命の際に住んだアパートを手配してくれたのは、なんと友人であったフィンランドを代表するデザイナーでもあり建築家の”アルヴァ・アアルト”なのです。
41歳までの間に、今なお歴史に名を残す多くのデザイナーと関わりがあったのです。
また、CHINAチェアで有名なデンマークのデザイナー“ハンス・J・ウェグナー”も、アルネ・ヤコブセンのデザイン事務所に勤めたことがあります。
様々なデザイナー・建築家と関わりを持ったことで、何年経っても廃れることのないプロダクトをデザインできたのでしょう。
アルネ・ヤコブセンと彼のプロダクトについてはこちらをご覧ください。
HP:http://www.republicstore-keizo.com/designers/arne_jacobsen.html