CHINA CHAIR™ by Hans・J・Wegner

東京コントラクト営業部: Takahito

Fritz Hansenの現行品の中で一番歴史のある家具は「CHINA CHAIR™」です。

数あるFritz Hansenのコレクションにおいて唯一の純粋な木製のチェアとして際立った存在です。このチェアはWegnerの生涯を通じて木の持つ特性や可能性の探求を非常によく表しています。

1943年にFritz HansenがHans J Wegnerに改良され曲げ木に対する提案を求めたのが始まりです。同年の王立工芸美術館の春の展示会でWegnerは初めてCHINA CHAIR™のファーストバージョンを発表しました。当時同美術館に展示されていた17-18世紀の中国の「圏椅(クワン・イ)」に発想を得てデザインしたものです。

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*当時の「圏椅(クワン・イ)」

それ以来Wegnerは様々な仕様の「チャイナチェア」をデザインしました。

そのうちFH4283とFH1783が製造に入り、1950年代半ばまでWegnerはFritz Hansenの家具をデザインしていました。

CHINA CHAIR™  FH4283 (1944年)

1944年以降数年間のみ製造されていましたが、1963年に再発表されると、Fritz Hansenの傑作コレクションのひとつとなりました。現行のチェリーの他にマホガニー、限定シリーズとしてキューバンマホガニーやローズウッド、ウォルナットも製造されていました。

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以前青山店で展示していたキューバンマホガニーのCHINA CHAIR™

http://www.republicstore-keizo.com/my_first_blog/2013/03/post-365.html

FH1783(Fritz Hansen Model) (1945年)

Wegnerがデザインした最後の「チャイナチェア」で彼が最も好んだチェアです。1940年代にFH4283とともに数年間のみ製造されていました。
その後PP Møbler社で改良を重ね、PP56とPP66として製造されています。
また、チャイニーズチェアベンチ(PP266)も1964年にデザインされましたが、Fritz Hansenでは製品化には至りませんでした。

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品番不明(プロトタイプ) (1944年)

チェアは準備段階のプロトタイプで実際に製品化されることはありませんでした。1989年にFritz HansenはWegnerにこのチェアの製品化を提案しましたが、既に2脚が製品化されていた為、Wegnerはそれ以上の製品化を望みませんでした。

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ライトアッシュ

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ダークブラウン染色

下記期間中CHINA CHAIR™や貴重な圏椅などWegnerの作品がご覧いただけます。

お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

島崎信 + 織田憲嗣が選ぶ「ハンス・ウェグナーの椅子展」
会期:2013年9月27日(金)~10月14日(月・祝)
    11:00~20:00 会期中無休 入場無料
場所:スパイラルガーデン(スパイラル1階)
    東京都港区南青山5-6-23
※催事の詳しい内容はこちらご覧下さい。

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