「過去の遺産を未来に繋げる」はフリッツハンセン社CEOのJacob Holm(ヤコブ・ホルム)の一貫した理念です。以下はフリッツハンセン社が発行するマガジン[REPUBLI]」の最新号Vol,11より抜粋したヤコブ・ホルム社長の言葉です。
「今デザインを礎とする家具ブランドとしての使命を考え直しています。わたし達には、デザイン界において誇るべき遺産があり、世界経済がいいときも悪いときも、そこからさまざまなことを教わってきた歴史があります。アルネ・ヤコブセンやポール・ケアホルムといった黄金時代のデザイナーたちの遺産と、今まで変化を乗り越えてきたわたしたちの経験は、ルーツに立ち返ることの重要さを教えてくれます。数十年にわたり培われてきた時代を問わない美しさ、何にも影響されない上質さ、そして機能性。これらの価値は2009年までの消費過多の時代よりも、高まりつつある適切なデザインに対するニーズにふさわしいといえるでしょう。しかし、黄金時代に生きた建築家やデザイナーの哲学とフォルムを受け継ぐことは、これからのフリッツハンセンの一部でしかありません。野心にあふれる世代が台頭しつつあります。偉大な先駆者と同じように、時代を問わないクオリティーを備えた革新的な家具を創造しようとするデザイナーたちです。」
数年前からフリッツハンセン社は今までにない早いサイクルで新製品をリリースしてきました。この変化について、ヤコブ・ホルム社長に「なぜ?」と質問したことがあります。彼は即座に回答しました。「今から50年後にすばらしい家具を作るのは’今‘。それを創る使命とノウハウがフリッツハンセン社にある」との事でした。非常にシンプルで奥行きのある言葉ですね。
(KEIZO)
フリッツハンセン社CEO Jacob Holm社長
1920年当時のフリッツハンセン社g
現在のフリッツハンセン社(FCL)
フリッツハンセン社発刊のマガジン[REPUBLIC] Vol,11
㈱KEIZO のホームページです。 http://www.republicstore-keizo.com