ﾐﾗﾉｻﾛｰﾈ2010 ＮＥＷＳ（前編）　

今年も盛大にﾐﾗﾉｻﾛｰﾈは行われました。今年私は欠席しましたので今回の報告はフリッツハンセン日本支社のスタッフSさんからの情報です。（彼女は例の大噴火で飛行機が飛ばず陸路でコペンハーゲンまでの2000ｋｍ移し、その後空路で無事日本に帰国しました・・。お疲れ様です。）フリッツハンセン社は今秋販売を開始する新製品「NAPチェア」をミラノサローネで発表しました。「NAP」とは、座った時の姿勢が「N」Normalでも、「A」Activeでも、「P」Passiveでも対応できるマルチパーパスなチェアとしてデザインされた事に由来します。素材はビニール系で強度に優れアームレス・アーム付きの２種類が用意されています。デザイナーは今、北欧インテリアデザイン界を代表する「ICEチェア」「Little Friend」でおなじみのKasper Salto（キャスパー・サルト）です。個人的にはキャスパーは大好きなデザイナーです。とても物静かでシャイな感じの人ですが、以前、京都を一緒に旅した時は子供のように茶目っ気たっぷにはしゃいで古都を楽しんでいたのが印象的です。彼のプロダクトは建築的で全てシステマチックに緻密に計算しつくされているのが特長だと思います。日本人の美意識に共鳴する感性が彼には強く有ると思います。

(KEIZO)

コルソ・ガルバルディにあるフリッツハンセン・ミラノショールーム

 

 

後編では「NAPチェア」をもう少し詳しくご紹介します。

 

㈱KEIZO のホームページです。 http://www.republicstore-keizo.com