デンマークへ留学中の、田渕さんよりデンマーク便りが届きました◎
今回は、田渕さんが留学中に見つけたアルネの作品をご紹介してくださいました!!
田渕さん、ありがとうございます◎
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ご無沙汰しております。
デンマークはすっかり暖かくなり、気持ちのいい季節になりましたが、日本はいかがでしょうか。
元々、いろんなところへ行くのが好きな僕ですが、この暖かい天気がさらに背中を押してくれて、最近ますますその気持ちが高まっています。
時間を見つけては観光スポットへ行ったり、フラッと街を歩いたりしているんですが、あらゆるところでヤコブセンの椅子を見かけます。
見つけるたびに、デンマークの暮らしの中に、ヤコブセンが宿っているのを感じます。
先日、僕の通っているフォルケホイスコーレ(学校)にいるデンマーク人の生徒数人に、
「アルネ・ヤコブセンって知ってる?」と質問をしました。
すると、「もちろん!」と、みんなから返事が。
その生徒たちは、特段インテリアに興味が強いというわけでもないのに、そんな反応だったため、ヤコブセンの存在の大きさを実感しました。
さて、今回は、そんなヤコブセンの椅子を見つけた場所(もちろんデンマーク国内)をいくつかご報告しますね。
見つけた場所はたくさんあるんですが、今回は3つご紹介します。
まず1つ目の場所は、「ラウンドタワー」。
ラウンドタワーは、コペンハーゲンの中心地にある塔です。
中に入ると、下の写真のような坂が、頂上までずーっと続いています。
この坂を頑張って登り切ると、コペンハーゲンの街並みを見下ろすことができる頂上にたどり着きます。
この頂上にヤコブセンの椅子があるのか?と思われたかもしれませんが、ここにはありません。
実は、さっきご紹介した、「ずーっと続いている坂」の途中に、いくつか「入り口」があります。
その入り口の中のひとつをくぐると、イベントスペースが。
ヤコブセンの椅子は、そこにありました。
セミナーをするスペースのようでしたが、グレーのセブンチェアがきれいに並んでいる姿は、見ていて気持ちよかったです。
2つ目にご紹介する場所は、世界遺産の街、「Jelling 」です。
このJellingにある墳墓群に10世紀頃の石碑があって、その石碑がデンマークの起源を示した重要な物ということで、1994年に世界遺産として登録されたようです。
その墳墓群や石碑にまつわる博物館があるんですが、僕は、いま通っているフォルケホイスコーレ(学校の授業の一環でそこを訪れました。
この博物館のセミナールームに、アントチェア(アリンコチェア)が!
ひとつだけだと可愛らしい印象のアントチェアですが、これだけの数がきれいに並んでいると、結束の固まった強い蟻(あり)のような、カッコ良さを僕は感じました。
そして、最後にご紹介するのが、「ルイジアナ美術館」。
ルイジアナ美術館は、「世界一美しい美術館」と言われる、デンマークを代表する名所です。
自然と建築が心地よく融合した美術館で、ずっとその場に居たくなるような感覚がありました。
この美術館は、コペンハーゲン(デンマークの首都)から電車で約40分のところにあるHumlebaekという街にあります。
海の側にあり、対岸にはスウェーデンが見えるという素敵なロケーション。
ここで、たくさんのセブンチェアを見つけました。
美術館の中にカフェがあるんですが、その椅子にセブンチェアが使われていました。
さらに、子供向けのワークショップができるような部屋があったのですが、そこには可愛らしい小さいセブンチェアが!(でもこの日は大人しか座っていませんでした。笑)
以上、今回は、「ヤコブセンの椅子を見つけた場所」ということで、デンマークにある3ヶ所をご報告させていただきました。
最初にも書いたとおり、この3ヶ所だけではなく、本当にあらゆるところでヤコブセンの椅子を見かけます。
日本でも人気のヤコブセンですが、デンマークではさらにそれを上回って、生活に溶け込んでいるような印象を受けます。
これから、そんなデンマーク内をさらにあちこち回ろうと考えています。
また新たな発見があったら、お便り出しますね。
それでは、また。
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田渕さん、今回もデンマーク便り有難うございます。
前回の「オーフス市庁舎」に続き、アルネ・ヤコブセン大特集ですね!
田渕さんのたくさん並んだアントチェアの感想
′結束の固まった強い蟻'
まさにその通りに見えました。笑
デンマークでのアルネ・ヤコブセンの知名度や家具に対する意識など
やはり日本とは違うんだな~。と改めて思いました◎
また、次回の更新も楽しみにしています!